インプット デー (^_-)-☆

CIMG7890 CIMG7891 関西も梅雨入りしました。 お仕事もなかなかはかどってはいないのですが、ちょっと気分を変えて、きょうは いろんなアイデアや情報をインプットしに出かけることにしました。

まずは 大阪市立美術館で開催中のボストン美術館展。 これは、明治時代、廃仏毀釈の風が吹き荒れるさなか、貴重な日本の美術品の数々の大切さにいち早く気付いたフェロノサ、ビゲロー、岡倉天心がコレクションして海外に持ち出したお宝の いわば里帰り展とも言える展覧会です。  そのコレクションには、 快慶、狩野元信、長谷川等伯、伊藤若冲、尾形光琳、など著名な作者の作品も数多く含まれ、国宝級のものもあるそうです。 海外に流出したことは、日本人として残念にも思いますが、 その価値を見まごうことなく、ボストンで大切に保管されてきたことに感謝の思いもあります。

フェロノサたちが、特に力をいれた曽我䔥白(そがしょうはく)という日本画家をわたしは知らなかったのですが、この雲龍図は圧巻でした。

会場は平日の梅雨空にも関わらず、作品に近寄れないくらいの人出でした。 わたしは、もちろん音声ガイドを借りてしっかり作品にも近づいて拝見しましたけれど(笑)

CIMG7892 CIMG7894 美術館すぐ横にある慶沢園と 西日本一高いあべのハルカス。 慶沢園は旧財閥の住友家が本邸とともに作った純日本式の庭です。 今、一番緑が鮮やかで気候もよいのでゆっくり歩きたいところでしたが、次の予定があるので、きょうは、入りませんでした。

CIMG7898 CIMG7896 CIMG7897 次は、地下鉄谷町4丁目で下りて、大阪歴史博物館へ。 上へ上がると、雨にけぶる大阪城がのぞめます。 特別展は 幽霊・妖怪画大全集。 福岡市博物館が所蔵している作品の展示です。 幽霊に足がない、という今では当たり前のことを 最初に絵に描いたのは円山応挙だったんですね!  多少、おどろおどろしく描かれたものもありましたが、どの絵もわたしには、どこかユーモラスで、昔の人たちのまなざしが見えるようで 面白いものでした。

CIMG7900 それから、梅田大丸できょうから始まった「風水土のしつらい展」へ。 柿渋がご縁で知り合った柿渋染めバッグの桃花さんが出店されています。 画面左の白いお洋服の女性が桃花さん。 この展示会に出店されている作家さんたちは、みな個性的で秀逸、一見のかちありです。 桃花さんもさらにバージョンアップされていて、 素敵な作品ばかりでした(^^)v

CIMG7901 最後に、自宅近くのおしゃれなカフェ&ギャラリーのata (アタ)さんにより、宝塚造形大出身のmochikoさんの個展を拝見しました。 可愛らしい絵ですが、驚くほど精緻な筆遣いで思わず見入りました。

わたしも もの作りをする者のひとりとして、 アウトプットするためには常にインプットする必要があります。どういう形でアウトプットするか、時間をかけて練っていいきたいと思います。

充実した一日でした(*^_^*)

 

 

春日山 追記 (^^)v

CIMG7761 先日の自然大学で見つけた生物をもう少しご紹介します(*^_^*)。 写真中央の緑が ウメグミ。 宿り木のひとつで、マツやモミノキに寄生しているものは、たいてい、このウメグミで、赤いグミのような実ができ、キレンジャク、ヒレンジャクといった鳥が好んでこの実を食べます。

CIMG7769 CIMG7770 木の幹の中央のひげのような着生植物、ノキシノブ。赤い目のような種ができるので別名 ヤツメランともいわれています。

CIMG7785 桜や梅など様々な木の幹に生える ウメノキゴケ。 草木染めに使う苔で、ここにはたくさんありました。 わたしもかねてより染めてみたいと思っていたので、また日を改めて採取しにこようと思います♪

CIMG7792 これ、楠の大木なのですが、生きているんです! 木に必要な水分や栄養は木肌に近い部分を通るので、中心が空洞になっていても、木は生きているそうです!! これは、とても驚きでした。

CIMG7799 春日山一帯には たくさんのシカがいてたくさんのフンが落ちています。ということは、それを食する通称フンコロガシも無数にいるわけで、これは、ルリセンチコガネ。 宝石のような美しい青色で、小さなお掃除屋さんに神様がくださったきれいな衣に、微笑んでしまいました(*^_^*)

CIMG7800 CIMG7802 エゴノキ。甘い香りがしていました。これだけの大木は珍しいそうです。 サポニンがふくまれているので、昔は、石鹸として使われたそうです。

CIMG7811 CIMG7810 ナチシダ。  はじめ3つにwかれて葉がでて、そのうち2つがそれぞれ2つずつにわかれて、星のように5方向に葉が出るシダ、シカは食べないそうです。

CIMG7817 誰でしょう、こんな心ない落書きをする人間は(ーー;)

CIMG7827 ギンリョウソウ。 腐生植物。葉緑素をもたず、根に共生した菌類から栄養をとって生きています。 透き通るように白い肌でした。

CIMG7834 CIMG7856 ウリハダカエデ とイロハモミジ。

CIMG7857 午後から雨が降ってきたので、待ってました!とばかりに、カタツムリも登場♪

CIMG7854 落ち葉のぬくもりが 気持ち良いのでしょうか、おしりを埋め込むように坐っていました。

CIMG7862 少しわかりにくいかもしれませんが、 生きた楠の大木の中から 竹が生えています!  隣の竹林からのびて根が楠の中を通っているそうです。

CIMG7871 今回、教えてくださった前迫ゆり先生の今年出されたばかりのご本を 取り寄せて今読んでいます(*^_^*)

わたしの実家は奈良の法隆寺にあり、奈良は親しんだ土地ですが、知らないことのほうが多く、自然大学に参加させていただきよかったなあと思っています(^_-)-☆

 

自然大学 実習 春日山原始林

CIMG7763 今日は 世界文化遺産の照葉樹林 春日山原始林を実際に歩いてきました。 教えていただいたのは、大阪産業大学大学院人間環境学部教授 前迫ゆり先生 (*^_^*)

きょうも、数多くの生物に出合い、たくさんの写真も撮りましたが、おもに、感じた問題点に絞ってきょうは書きたいと思います。

今まで、広々とした観光地のひとつとしてしか見ていなかった春日山一帯が抱える問題を初めて学びました。  ご存知のように 春日大社のある奈良公園一帯には、鹿がたくさん生息しています。本当は1平方キロメートルあたり 2~3頭がよい数なのですが、ここは 20~30頭もいて、現在も増えているそうです。 そのために 餌不足となり、今まで鹿が食べなかった植物までも食べるようになり、少なからず、春日山の生態系に影響を与えつつあるそうです。

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丈の高い草は鹿が食べてしまうので、この土地に鹿が住みつくようになったこの1000年ほどの間に、植物達は生き残りをかけて 小さく、低く姿を変えました。 クローバーなども、ご覧の通り。鹿が食べないウワジメワラビはのびのびと育っています。

CIMG7778 奈良公園内にたくさんある イチイガシ。力強い幹に特徴があるので、すぐにわかります。

CIMG7772 向こうの方に見える樹木は下がすいていて、その向こうの景色が見渡せます。これは、鹿が食べられる170センチの高さまで、葉がないからです。これをディアラインと言います。

春日山は鹿が食べないナギとナンキンハゼが どんどん勢力をのばして、他の樹木に取って代わろうとしているそうです。

しかし決して鹿は自然に悪影響をあたえているばかりではなく、鹿のふんが土壌を豊かにし、虫や植物の栄養となったり、森に恵みを与えてもいるのです。

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若草山にのぼると、今まさにシイの木が満開の時期。 薄い黄色の木々が全てシイです。 山全体に独特の匂いがただよっていました。

前迫先生はおっしゃっておられました。 「 今、森はある。でも次の世代にこの森はないだろう。 森を引き渡すためにわたしたちはどうすればよいのだろう。 そのことを、みなさん、考えてください」 と。

自然大学 実習 

CIMG7703 この4月に、NPO自然と緑の主催する 自然大学に入学しました。 1年間 講義と実習で自然について学びます(*^_^*) 11日(日)は第一回目の実習で、岬町豊国崎へ出かけました。 実は前日まで関東にいましたので、早起きしてお弁当持って・・・というのは正直しんどいかなーと思っていましたが、 いえいえ、とても楽しみにしていたので、遠足へ行く小学生のように5時前に目が覚めましたよ(笑)

今回は海の生物と環境についてで、多奈川の駅から少し歩いた港会館で、鍋島靖信教授が午前中に講義をしてくださり、午後から海辺へ♪♪

CIMG7694 海岸までの道中にも 自然はたくさん。 これは シャリンバイ。 排気ガスなどにも強いのでよく車道沿いにも植えられていますが、今の時期にこんな可愛い白い花をさかせているのですね。

CIMG7716 CIMG7717 ハマダイコン。 かじると、少し辛めのさわやかな大根の味でした。 わたしは好き(*^_^*)

CIMG7718 イカを捕えるためのカゴです。 少しわかりにくいですが、この中にツゲの枝をいれて海に沈めると。コイカが卵を産むためにはいるそうです。

CIMG7719 豊国崎海岸に到着。 少し、先生の説明を聞いてから、生物の採集にかかります。

CIMG7726 CIMG7746 海岸のあちこちに落ちているラーメンのようなもの、これは アメフラシの卵です。 ルーペでよく見ると 細い麺(笑)の中に卵が見えました!!

CIMG7723 先生がぶら下げておられるのは ワカメ。 根元のパイナップルの果実のようなところは コリコリとして美味しい茎ワカメ。 わたしも持って帰っていただきました(^^)v

CIMG7725 CIMG7734 小さいときから大好きな海辺の生き物のひとつ、ヤドカリ。 イシダタミガイに住んでいる子は なかなかでてきてくれません(笑) 海の中には、数えきれないほどたくさん!!

CIMG7731 真ん中の海草は フクロフノリ。 ヤツデヒトデやヤドカリの姿も見えます。

このはか、ヤマトオサガニやハクセンシオマネキ、ケフサイソガニやクサフグ、アカクラゲやヒザラガイ、書ききれないほどたくさんの生き物を見ることができました。 観察のあとは 海に帰してあげて、みんなでゴミ拾いをして帰路につきました。

CIMG7748 東京で見つけて覚えたコバンソウのミニ、 ヒメコバンソウを理事長さんにもらいました(*^_^*)

海辺で子どものように、ドキドキ過ごした一日でした。 いのちが溢れていることは素晴らしいと思いました。

次回は奈良の春日山へ行きます(^^)v

帰ってきました・・・・ちょっとご報告(*^_^*)

CIMG7662 4月26日、二人目の孫が元気に誕生しました。今度は男の子(*^_^*)。

準備もあるので、わたしは22日から神奈川の長男宅に行きました。予定より半月以上も早かったのですが、お陰さまで 3138グラム、母子ともにとても健やかです。

CIMG7592 ママと赤ちゃんが入院している間、泣かずにお留守番していた上の子はやっと3歳。 退院の日はどれだけ嬉しそうだったか。

CIMG7653 上の子のお誕生日とニューフェイスの誕生を祝って。

やんちゃなばあばでも、お役にたてることがあるのは幸せなことです。20日間に及ぶ関東滞在からもどると、ちょっと淋しかったのですが、言ってられないほど いろんな用が待っていてくれます。 あちらに行く楽しみがまたできました(^_-)-☆

東京記

CIMG7328 3月17日から22日まで関東にいました。「栄美子・戸田・ローブとニューゼファーズ 十人十色 百華百燿 キルト展」in 東京芸術劇場  開催のためです。 わたしたちニューゼファーズは毎年、東京と京都でキルト展を開きますが 震災と劇場のリニューアル工事のために今回は2年ぶりの東京展となりました。

CIMG7330 CIMG7336 新しい会場は一階エントランスホールも展示会場も明るくなりました。 展示室は床が白くなり、一段と明るさを増して、さらに空間を贅沢に使って作品を展示できるので、キルターにとってはとてもいい会場だと思います。  キルトは大きなものが多いので、離れて観賞できることが大事です。 メンバーみな、制作している家の中では常に間近で見ていますので、展示されて改めて 作品のもつ味わいを知ることができます。 白い壁に貼られてライトをきちんとあてられた作品と対峙するとき、感動は深いものとなります。

CIMG7333 今回のわたしの作品「CHIMEI」です。 これは去年の福岡での展示会でも出展しましたが、会場がかわるとまた 違って見えることが不思議でした。 わたしにとってひとつの節目で作り上げた作品、思い入れはありますが、2013年東京展に出したことでさらに心に記する一枚になりました。

会場にいるお当番を外れているときもありましたので、すべての方にお会いできたわけではないのですが、大阪を離れた会場に足を運んでくださった方が何名かおられました。 おばと長男と孫、義妹とその娘、 関東にお住まいの中学のときの同級生2人、遠野まごころネットのご縁で知り合った釜石のナカピーことYさん、文芸社のSさん、石橋で知り合い出張で出てきたからと来てくださったYさん、娘の元彼(笑) 。

本当にありがとうございました。 作品の制作にあたっては わが師 戸田先生の厳しく温かいご指導があってこそのことなのですが、こうしてたくさんの方にご覧いただく機会があると、あらためて自己満足ではなく真摯な思いに帰ることができます。  みなさんに心から感謝申し上げます。

CIMG7343 期間中2泊は長男宅でした。 義妹と娘も訪ねてくれて、 楽しいランチのひととき。

CIMG7353 17日が誕生日だった長男と 来週誕生日を迎えるわたしのために、安静にしていなければいけない身重のお嫁ちゃんがバースディケーキを作ってくれました。 わたしのケーキだと言って指を突っ込もうと駄々をこねる孫(笑) 心安らぐ時間・・・・・(*^_^*)

CIMG7362 東京入りした17日には枝の先に2輪しか開いていなかった桜が帰る日には 7分くらいでしょうか、いっぱいの笑顔で見送ってくれました。

CIMG7365 東京の旅はまさにこのフレームにおさめられました。

CIMG7370 CIMG7369 春先にこれほどクリアに見えることはないといわれている富士山が すそ野まで くっきりと姿を現してくれました。 言葉にならない感動が最後に待ってくれていました。 たくさんの人たち、先生、仲間、友達、家族、支えてくださる人々、見えざる思いに 深謝して6日間の旅は終わりました。

おもかげ復元師の笹原留似子さんの講演会 (*^_^*)

CIMG7306 十三の博愛の園で笹原さんの講演があり、行ってきました。

CIMG7324 笹原留似子さんは 岩手県北上市在住の復元納棺師で、東日本大震災で損傷を受けた300人のご遺体をボランティアで修復されました。 去年の8月17日にNHKスペシャルでもその姿が放映されたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。 わたしは、昨年の岩手へのサンタボランティアで友人になった大学生のHちゃんとともに前から2列目に座りました。

CIMG7318 雪の岩手から来て、大阪はすでに桜が咲いていることに驚いておられました。 NHKスペシャルやお仕事の内容や著書のイメージから、わたしは勝手に物静かな方を想像していましたが、実際に間近でお話をお聞きしてゆくうちに 本当は明るく元気いっぱいな方だと思いました。 それは、なんだかほっと嬉しいことでした。

笹原さんは7年前に岩手に引っ越してこられました。映画にもなった「おくりびと」のような 見せる納棺師が主流でしたが、震災が起こってからは、参加型の納棺師へとなっていかれたそうです。 参加型というのは、ご遺体を囲むご遺族に 笹原さんが参加させていただく、という意味です。 悲しみで崩れてしまいそうなご遺族の後ろに あるいは横に居て、そばにいますよという思いでよりそうのだそうです。 そのお話を聞いて 「震災絵日記」の一枚一枚のお顔のスケッチに添えられた優しい優しい言葉の数々があらためて心に甦ってきました。 黙って 寄り添うこと・・・・・

CIMG7316 笹原さんを遺体安置所へと誘い、冥福を祈り続けられた岩手県西和賀町の特養「光寿苑」副施設長、「碧祥寺」副住職 太田宣承さんのお話も 笹原さんのお話に 共通するものでした。 ボランティアの一生懸命の前のめりな思いもはじめのきっかけとしては よいけれど、途中でそこに相手がいないことに気付きごめんなさい、と引いて 相手が語りだすのをただ待ってあげることが必要だと、太田さんは言われました。 黙って 寄り添うこと・・・・・。  そして、役割を持ってもらうことが、生きる元気につながってゆくのだとも。

CIMG7317 さいごは、老健きのこエスポワール副施設長の武田和典さんも加えて3人のお話と視聴者の質問に答える時間でした。 手を挙げる方がなかったので、内気なわたしが(ほんとです!)、自身の読み語りのことにふれて昔話の宝庫の岩手での現状についてお尋ねしちゃいました!  帰りしなに 笹原さんに「また遠野で会いましょう!」と言っていただいたのが とても嬉しかった(*^_^*)

2011年3月11日、あの日から わたしはずっと自分に何ができるだろう、何をしよう、そう問い続けてきょうまで来ました。 答えはすでに自分の中にあるのだと 笹原さんも太田さんもおっしゃっていました。 わたしには、まだはっきりとは答えられません。 けれども、立ち止まらずに来たからこそ、こうしてまた新しい出会いと考えるチャンスをいただけたと思っています。

今 自分があることに感謝して祈りを捧げたいと思います。